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なぜ今は「増やさない」と決めているのか

やることを増やさず、方向性と集中を揃えるという判断を表したMOVE記事のアイキャッチ画像。

昔は、何かを増やしている感覚がないと不安だった。
選択肢、情報、やること。
増えている=進んでいる、そんな錯覚をしていた気がする。

実際は、増えるほど判断が増えて、決断の質は落ちていった。
だから今は、あえて「増やさない」を選んでいる。

「増やせば前に進む」という思い込み

何かを増やすと、前に進んでいる気がする。
新しい習慣、新しいツール、新しい企画。
積み上げている感覚が出るから、安心する。

でもその安心は、実力というより、ただの“変化”だったりする。
増えた分だけ、頭の中は散っていく。

選択肢が多いほど、判断は鈍る

自由な状態は、楽そうに見える。
でも実際は、かなり疲れる。

毎回考える。毎回迷う。
毎回「どれが正解か」を探す。
その繰り返しで、判断のエネルギーが削れていく。

今はそれを、できるだけ減らしたいと思っている。

今の自分が増やすと崩れるもの

今ここで何かを増やすと、いちばん先に崩れるのは、たぶんリズム。
睡眠、集中、判断。
目に見えない部分から、ズレていく。

一度崩れると、立て直すのに時間がかかる。
それはもう何度か経験している。

減らしているのは、スピードじゃない

「増やさない」と言うと、ブレーキを踏んでいるように聞こえるかもしれない。
でも自分の中では、スピードを落としている感覚はあまりない。

むしろ、余計な摩擦を減らしている、という方が近い。
寄り道を減らして、進む方向をまっすぐにする。

環境とタスクを固定するという選択

今は、場所も、時間も、やることも、なるべく固定している。
毎回最適解を探さない。
決めた枠の中で、淡々とやる。

それだけで、思考に使える余白が増える。
結局、増やさないってこういうことだと思う。

モーニングルーティンを「増やさない」理由

朝のモーニングルーティンも、同じだと思っている。
モチベーション系の発信者を信じて、いろいろ試したこともある。

確かに、何か変わるかもしれない。
少なくとも一時的には、気分も整う。

でも日を追うごとに、
そのルーティン自体にエネルギーを吸われていることに気づいた。

モーニングルーティンは、あった方が一日の流れは作りやすい。
それ自体を否定するつもりはない。

ただ、朝いちばん大事なエネルギーを、
準備のために使いすぎるのは、少し勿体ないとも感じている。

だから今は、15分で終わらせている。
しかも、考えなくていいように固定している。

意志力を使わない。
気合も入れない。
ただ、淡々と終わる形。

増やさない、という判断は、
こういう小さなところにも影響している。

このフェーズは、ずっと続かない

もちろん、ずっと減らし続けるつもりはない。
増やすフェーズも、また必ず来ると思っている。

ただ今は、その前段階として、形を崩さないことを優先している。
増やす前に、崩れない形を作る。

それでも今は、増やさない

正直、この判断が正解かどうかは、まだわからない。
後から見て、遠回りだったと思うかもしれない。

でも今は、増やさないことで保てているものがある。
それを失わない方が、今の自分には大事だと感じている。

この考え方は、
「死なずに勝ちに行く」という選択 で書いた、「退場しないことを前提にする」という思考ともつながっている。

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